「アトラク戸畑整骨院」で痛みや不調を根本改善へ

猫背の原因とは??

「猫背」、皆さん気になりますよね。当院でも猫背が気になると言う方はすごく多いです。
この「猫背」何が原因だと思いますか?「筋力不足?」「筋肉が硬いから?」もちろんそれらも
12ります。では、実際にどこが硬いからだと思いますか?「背中?」「首?」などなど意見は色々あるとは思います。

今回はその真相についてお話していきたいと思います。

~意外な部分が悪さをしているかも!?~

皆さんも猫背が気になって整体などに行かれる事もあると思います。どの辺を施術して頂いてま
すか?大体、背中などが多くないですか?背中や脊柱の可動性も大事です。しかし、他にも悪さ
をしている部分があるんです。
それは、「頚部前面上部」「頚部前面下部」「上部肋間」「下部肋間」「腹腔」なんです。

これらは全て身体の前側の部分を指します。

え?身体の前なの?と思いませんでしたか?そうなんです身体の前面なんです。
なぜこれらが大事なのかご説明していきます。

「頚部前面上部」

ここでは特に舌骨の紹介します。あまり聞き慣れない骨だと思いますが顎の下にある骨です。
この舌骨と肩甲骨を繋ぐ肩甲舌骨筋と呼ばれる筋肉があり、巻き肩やいかり肩の方はこの筋肉が
短縮してしまっています。常に肩がすぼまって力が入ってしまっている方はこの肩甲舌骨筋の短
縮もあるかもしれません。
もちろんこれだけという話ではありませんが、猫背になっている方はこの部分が悪さをしています。
ここのケアをした上で背部や頚部後面、骨盤などにアプローチを行うと尚いいです。

「頚部前面下部」

頚部の前面にもたくさんの筋肉があります。ここでは胸鎖乳突筋、前斜角筋について紹介します。
猫背姿勢になると頭部が前方に偏移してきます。前方偏移することで胸鎖乳突筋、前斜角筋など
の首の前側にある筋肉が短縮してきます。そこで硬さが生じ伸縮性が失われ頭部を元の位置に戻しても伸縮性がないため再び頭部が前方偏移してしまいます。

「上部・下部肋間」

続いて肋間ですが、これは肋骨と肋骨の隙間の部分を指します。この隙間には肋間筋と呼ばれる
筋肉が存在します。猫背になってくると胸郭部分が潰れてきます。胸郭が潰れると肋間部分が狭
くなり肋間筋が常に収縮状態になり硬くなってきます。そうすることで胸郭が広がらず胸を開
こうと思っても開けなくなってきます。胸郭の中には肺が位置しているため、胸郭の動きがなくなってくるということは呼吸にも影響してきます。

「腹腔」

腹腔ですが細かくは横隔膜になります。そもそも腹腔とは?ですが、腹腔は横隔膜から骨盤まで
の空間の事を指します。腹腔内には胃や腸、肝臓などの臓器が存在しています。次に横隔膜の場
所ですが、胸郭と呼ばれる肺が存在する空間の底に張っている筋肉が横隔膜です。横隔膜は、呼
吸や腹圧に関係する筋肉です。この横隔膜が硬くなってくると腹腔内が狭くなってしまい骨盤が
後傾位(後方に傾く)になってしまします。骨盤が後傾位になることで必然的に身体は丸まって
しまいます。

~猫背は災いのもと~

紹介した5つの部分は実は猫背のみに関係するわけではありません。腰を後ろに反らしたり、前に屈めたり首を反らしたりする時にも関係してきます。

本来、前屈みになる際には股関節を屈曲点として前屈みになるのですが横隔膜が硬くなり腹腔の調節ができなくなるとその屈折点が不明瞭になりうまく前屈ができなくなります。
他にも腰を反らす際に肋間の硬さがある場合、反らした際に間隙が広がらずに腰椎のみで反らして13しまうことで腰椎の過度な負担になります。頚部を反らす際にも前面部分が硬いとうまく反らせなくなったり頚椎などへの過度な負担になってしまいます。この状態で動き続けることによって頚部や腰部に負担をかけヘルニアギックリ腰などの原因になってしまうこともあります。

このように身体は総合的に見て行かなければなかなか良くなっていきません。治療をしっかり行っても日常生活動作などで猫背姿勢を続けていてはなかなか良くなっていきません。治療を受けている時間はせいぜい長くても20分そこらです。それ以外の姿勢を管理しているのはご自身になります。ですので、少しでも「今、悪い姿勢してる!」と思ったら少しでも姿勢を良くしてみて下さい。自宅で5分間ほど教えてもらったケアなどをしてみて下さい。それだけでも2回、3回目に来た時の身体の状態は違います。一緒にお身体の状態を良くしていきましょう!14

 

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